2023年度 山内グループ紹介

メンバー

山内翔太(助教)、小田原傑(D3)、田口貴一(M2)

研究概要

 DNA損傷やミトコンドリア機能不全などのストレスにより、細胞増殖が不可逆的に停止することを、細胞老化といいます。本グループでは、細胞老化の分子メカニズムの解明を目指し、(1) 細胞老化に必要な遺伝子の網羅的探索と機能解析、(2) 細胞老化におけるASKファミリーキナーゼの機能解析、に取り組んでいます。
 細胞老化は、1960年代に、培養細胞において発見された現象ですが、今日では、加齢に伴う何らかのストレスにより、個体内でも起こることがわかっています。細胞老化による組織幹細胞の枯渇は、組織修復能の低下につながるとされています。また、個体内に蓄積した老化細胞は、炎症性サイトカインを恒常的に分泌することで、様々な老化関連疾患の一因になると考えられています。このため、細胞老化の分子メカニズムを解明することは、「生物はなぜ老いるのか?」という問いに対する答えを探る上で、重要な足掛かりとなる可能性があります。